診断職人の創作日記

Twitterなどで遊べる診断を紹介するブログです。

ORICON NEWSに掲載されたアプリメーカー名指し記事に反論させて頂きます(追記:ORICON様から記事の修正のご連絡を頂けました)

 

【補足】

 

 ORICON NEWS様から今回の件の問い合わせについての回答を頂きました。

 

 誤解を招く表現があったと認めて頂き、現在、以下の文章で取り上げたORICON NEWS上の記事の「記事タイトル、一部内容」は修正されています。

 

 詳しい内容については文章の最後に追記します。

 

 

 

 

 

 2018年1月24日、ORICON NEWSのウェブサイト上に、このようなタイトルの記事が掲載されました。(原文のまま引用させて頂きます)

 

ツイッターで即トレンド“アプリメーカー”その危険性とは?

 

 この記事を執筆されたのは「宮田健(ミヤタ タケシ)」氏で、ITジャーナリストとして様々な媒体で記事を書かれている方のようです。

 

 ところで皆様、上記の記事タイトルについてどのように思うでしょうか?

 

 おそらく何の予備知識もなく、このタイトルを見ればほとんどの方がこう思うでしょう。

 

ツイッターでトレンドに上がるアプリメーカーって奴は危ないのか」

 

 しかしこれは全くの誤解です。間違っています。

 

 ツイッターのアプリ連携という機能について正しい知識があれば「アプリ☆メーカー(正式名称はこちらです。一般的にはアプリメーカーと省略されて書かれることが多いですが)」は危険性のないウェブサービスであることが理解できるはずなのですが、今回、宮田氏が執筆しORICON NEWSに掲載された記事はタイトルや内容が不正確であり、誤解を招く可能性が高いため、問題があるのではないかと感じました。

 

 それでは私がこの記事をおかしいと思った点についてひとつひとつ解説していきたいと思います。

 

 まず今回の記事の冒頭部分を引用させて頂きます。

 

「#あなたは控えめにいって」 「#今年あなたに幸運をもたらす人 」「#あなたが2018年に行くべき旅行先 」…このようなハッシュタグに見覚えはあるだろうか。これらは2018年1月1日(月)から19日(金)までの期間に、ホットワードとしてTwitterのトレンドに上がっていたワードで、これらはすべて、いわゆる「診断」で上がってきた投稿だ。 ところで、このような「診断」による投稿は危険なモノなのだろうか?今回はその裏側と、私たちができる対策を考えてみよう。

 

 ツイッターのトレンドに上がっていたハッシュタグを紹介し、これらがいわゆる「診断」に付けられたものであることを説明しています。

 

 しかしこの説明は不十分だと思います。

 

 そもそも、この記事のタイトルには「アプリメーカー その危険性とは?」という文言が入っています。

 

 しかし上記ハッシュタグのうち、アプリ☆メーカーで作られた診断に付けられたものは「#今年あなたに幸運をもたらす人 」だけであり、「#あなたは控えめにいって」 「#あなたが2018年に行くべき旅行先 」という二つのハッシュタグは「診断メーカー」というウェブサービスで作られた診断に付けられていたものなのです。

 

 更に付け加えるなら「#あなたは控えめにいって」というハッシュタグは厳密に言うとトレンドに上がっていません。

 

 トレンドに上がったのは「#あなたは控えめに言って」というハッシュタグなのです。「いって」ではなく「言って」です。

 

 そんなの細かい違いだろ、と思われる方もいると思いますが、ハッシュタグとはツイッターユーザーが共通の話題のツイートを探す時に使うという重要な役割があるわけで、記事内で紹介する際は一字一句誤字が無いように細心の注意をもって書くべきだと私は思います。

 

 話を戻しますが、ではなぜ「アプリメーカー 危険性」と名指ししている記事に「診断メーカー」という全く別のウェブサービスハッシュタグが取り上げられているのか、しかもなぜそのことになんら説明がないのか、というと、おそらく宮田氏が「診断メーカーやアプリ☆メーカー、その他の清濁様々な診断ウェブサービスを全てひっくるめて同一視し『アプリメーカー』という単語にまとめてしまった」からだと思います。

 

 記事内で診断について個別に説明している文章に誤りがある点からもこのことがわかります。

 

 まずこちらの文章を引用させて頂きます。

 

「あなたに幸運をもたらす“人”」など回答の内容が「人」中心ならば、おそらく直近でリプライした人や最近フォローした人をランダムで選択し、それっぽい文言を出すだけだろ。

 

  「今年あなたに幸運をもたらす人」はアプリ☆メーカーで作られ、トレンドに上がるほどヒットした診断ですが、この予想は間違っています。

 

 実際に診断で遊んでみればわかることですが、この診断は「ツイートでよく使っている人名」を解析して診断結果に反映させる診断であり、リプライやフォローした人とは関係ありません。

 

 実際にこの診断で遊べばわかることなのですが。

 

 続いてこのような文章もありました。引用させて頂きます。

 

旅行先も最近投稿した地名をランダムでピックアップするか、そもそも投稿内容を見ることなく、適当に地名を返すだけだ。

 

 こちらは「#あなたが2018年に行くべき旅行先 」というハッシュタグについて言及されたものだと思います。

 

 こちらは診断メーカーに投稿された「あなたが2018年に行くべき旅行先」という診断に付けられたハッシュタグですが、診断メーカーにはツイート解析機能はなく、診断製作者が設定した言葉をランダムに表示しているわけで、「最近投稿した地名をランダムでピックアップする」の部分は診断メーカーで作られた診断の説明としては間違っています。

 

 

 このように「診断メーカーで作られた診断」と「アプリ☆メーカーで作られた診断」がそれぞれどういうものであるか、しっかりと理解されていないまま記事を書かれた印象を受けるのです。

 

 さて、続いて今回の記事がもっとも主張したかったと思われること、「危険性」の部分について見ていきます。

 

 記事内の言葉を引用させて頂きます。

 

診断サービスを利用する皆さんに、ひとつだけ守ってほしいことがある。それは「アプリ連携を必要とする診断を行ったら、必ず即座にその連携を外す」ことだ。

 

一部の診断サービスは、「~にアカウントの利用を許可しますか?」という画面にて、連携アプリの認証を要求する。タイムラインのツイートを見る、フォローしている人を見るというレベルのものならばまだしも、中にはダイレクトメッセージの閲覧や、ツイートの投稿権を要求する場合もある。

 

 このような要求をする診断サービスに関しても、「絶対にやるな」とは言えない。しかし、悪意のある開発者ならば、診断した後、忘れたころにこの連携を“悪用”するだろう。そのため、診断を行ったら必ず「連携をすぐに外す」ことを忘れないでほしい。 

 

 こちらの内容については賛同する部分もあります。

 

 ツイッターのアプリ連携の機能を悪用して、連携したツイッターアカウントから勝手にツイートする、いわゆる「乗っ取り」を行うスパム診断が存在するのは事実だからです。

 

 しかしここで勘違いしないで頂きたいのは、そのようなスパム診断は「診断メーカー」や「アプリ☆メーカー」の診断ではないということです。

 

 この両者が提供している診断作成の機能上、そういう診断を作ることは絶対に不可能なのです。

 

 それなのに今回の宮田氏の記事ではそういう説明が一切なく、記事のタイトルを見た人がこの説明文を読めば「アプリ☆メーカーの中にそういう怪しい診断があるんだな」と誤解する可能性が高いのではないでしょうか。

 

 スパム診断とは全く無関係のアプリ☆メーカーに風評被害を与えかねないものであると懸念せざるをえません。

 

 さらに付け加えるならば、記事上部に添付された画像にも読者に誤解を与えると感じる部分があります。

 

 画像はツイッターのアプリ連携時に表示される画面をキャプチャしたもののようで、こんな文言が添えられています。

 

この画面を通る「診断」は要注意。認証しても良いが“すぐに外す”こと

 

 しかしこれは一部賛同しかねる部分があります。説明が不十分なのです。

 

 アプリ連携を求める画面が表示される「診断」に注意が必要なことはもちろんその通りだと思います。

 

 先程も述べた通りアプリ連携の機能を悪用している「診断」(何度も言いますがアプリ☆メーカーとは無関係)があるのは事実です。

 

 ところが今回使用されている画像は「このアプリケーションは次のことができます」の欄が「タイムラインのツイートを見る」「フォローしている人を見る」だけのものです。

 

 つまりこの画像のウェブアプリは「このアプリがあなたの『タイムラインのツイートを見ること』と『フォローしている人を見ること』を許して頂けますか」と許可を求めているということです。

 

 これはアクセス権が「読取専用」というタイプのアプリであり、アプリ☆メーカーで作られる診断はこのタイプに属します。

 

 このタイプの診断はアプリ連携してもアプリにツイート権限を与えないため勝手にツイートされる危険性など無いのです。

 

 これに対し、アプリ連携を悪用している「診断」は「このアプリケーションは次のことができます」の欄に「ツイートする」など、他の記載があり、その許可を求めてきます。アクセス権が「読み書き」のタイプです。

 

 許可してしまったらどうなるかというと、あなたのツイッターアカウントはそのウェブアプリからツイートすることを許可した状態になるわけで、あなたの知らないところで勝手にツイートされる恐れがあります。

 

 つまり本当に要注意なのはアプリ連携の画面で「このアプリケーションは次のことができます」の欄に「ツイートする」などが含まれている場合なのです。

 

 今回の記事ではこのことが詳しく説明されておず、画像の部分だけを見ると「アプリ連携を求めてくる診断は全て怪しい」かのような印象を読者に与えかねないので問題があると思います。

 

 そしてこのことはアプリ☆メーカーへの風評被害にも繋がるのです。「ツイート内容を解析した結果が診断結果に反映される」のがアプリ☆メーカーの面白さであり、そのためにはアプリ連携が必要だからです。

 

 しかし何度も言いますが、アプリ連携が必要だからと言ってアプリ☆メーカーが怪しいウェブサービスというわけではありません。「読取専用」で診断結果をツイートする際も手動で行う必要があり、勝手にツイートされることはありえません。

 

 そのため、あくまで診断メーカーとアプリ☆メーカー限定の話になりますが、この二つならばいちいちアプリ連携を外す必要性はないと私は思います。(もちろん外してもなんら問題はないわけでその作業が面倒でないという方はやってもいいとは思います)

 

 むしろ、この二つ以外の「診断」を名乗るウェブアプリや連携した覚えのないアプリがあれば、すぐに連携を外すべきかもしれません。

 

 この辺りの詳しい話は以前当ブログ内でご紹介しています。

 

 興味がある方はご覧になってみてください。

 

 

shindanshokuninnikki.hatenablog.com

 

 

 もうひとつ、注意しておきたいことがあります。

 

 上記の記事でも触れていることなのですが、怪しいスパム診断の中には「診断メーカー」や「アプリ☆メーカー」などで使われたハッシュタグを勝手に盗用して本物そっくりに装った偽物診断が存在しているのです。

 

 その偽物診断とうっかりアプリ連携してしまうと乗っ取り被害に遭います。

 

 では本物と偽物をどうやって見分ければいいのか、これについてもちゃんと対応策があります。

 

 偽物診断は乗っ取ったアカウントから勝手にツイートして次の被害者を増やそうとするのですが、そのツイートに記載されたURLはリンク先がわからない短縮URL(例えば「bit.ly~」「goo.gl~」など)になっているのです。

 

 あなたのタイムラインに流れてきた診断結果のツイートに付けられたURLが「shindanmaker.com~(診断メーカー)」や「appli-maker.jp~(アプリ☆メーカー)」ならば問題ありません。それはそれぞれ正規のURLであり、リンク先に飛んでも安全です。

 

 しかし短縮URLが付いた診断のツイートは偽物なので絶対にリンク先に飛ばないようにしてください。

 

 さて、話が長くなってしまいましたが、今回、ORICON NEWSに掲載された宮田氏の書いた記事があまりに説明不足であり、そのためアプリ☆メーカーというウェブサービスが危険であるかのような誤解を生む可能性について述べさせて頂きました。

 

 少なくとも記事タイトルに「アプリメーカー」という言葉を使う必要性は全く感じませんでしたし、なぜアプリ連携を悪用した「診断」の危険性を説明する記事内で、それとは全く無関係の診断メーカーやアプリ☆メーカーの診断をわざわざ取り上げたのか疑問を覚えました。

 

 今回の宮田氏の記事では本当に危険な「診断」がどういうものなのか正確にわからないばかりか、診断メーカーやアプリ☆メーカーに風評被害を与えているだけなのです。

 

 アプリ連携を悪用した「診断」について注意喚起したいなら「ツイッターのアプリ連携を悪用した『診断』が存在することを知っていますか?」のようなタイトルにすべきだったのではないでしょうか?

 

 アプリ☆メーカーは合同会社Diver Downが運営しているウェブサービスであり、運営者がはっきりしている数少ない診断サービスです。

 

 決して怪しいものではなく、むしろ運営者が診断製作者やユーザーの声に真摯に向き合ってくれている優良なウェブサービスなのです。

 

 それだけに今回の宮田氏が書かれた記事のタイトルに衝撃を覚え、憤りを感じました。

 

 宮田健氏、および、ORICON NEWSに対して、今回の記事タイトルや記事内容の修正を望みます。

 

 その際、アプリ☆メーカーというウェブサービスが危険であるかのように誤解を与えたことについて謝罪すべきだと思います。

 

 このことはORICON NEWSのお問い合わせフォームからも問い合わせさせて頂きました。

 

 正しいご判断を切に願います。

 

 

 

 

【追記】

 

  2018年1月29日、ORICON NEWS様から今回の件についてメールにて回答を頂きました。

 

 内容をまとめると

 

・記事のタイトルに記載した「アプリメーカー」という言葉は合同会社Diver Downが運営している「アプリ☆メーカー」を指す意図は一切なかった。

 

・しかし指摘された通り誤解をまねく表現の仕方であったと思う。

 

・指摘を踏まえて記事タイトル、内容を修正した。

 

 というものでした。

 

 現在、ORICON NEWSに掲載されている記事のタイトルは「ツイッターで即トレンド“アプリメーカー”その危険性とは?」から「アプリ連携を悪用した「診断」サービスの危険性とは?」に変更されています。

 

 真摯に対応して頂けたことにこの場を借りて感謝申し上げます。